注目のドン・キホーテ霧島隼人店と社長大原孝治氏
大河ドラマで注目度がアップした鹿児島県霧島市。その地に2018年3月9日、県内初のMEGA形態であるドン・キホーテ霧島隼人店がオープンします。鹿児島にはスクエアモール宇宿にあるドン・キホーテ鹿児島宇宿店、ドン・キホーテ天文館店に続いて3店舗目になります。
霧島市は鹿児島市の中心部に近いベッドタウンで、ファミリー層を中心に学生や高齢者だけでなく、観光客をもターゲットとした「アミューズメント型店舗」にするとのことです。
実は株式会社ドン・キホーテの業務形態は大きく分けて2つあります。1つは売り場面積が広く、6万から10万もの豊富な品揃えのMEGAドンキ・ホーテ、従来の圧縮陳列が活かせる小規模店舗のピュアドンキ。株式会社ドン・キホーテは店舗の裁量権が非常に大きいため、店舗毎に個性があります。例えば天文館はより若者向けの作りになっていたり、鹿児島県ではないですが、お隣熊本県にある菊陽店は客層が新しいもの好きなので、新商品の売れ行きの試金石になっていたりとさまざまです。こうした事業の特色は株式会社ドンキホーテホールディングス社長大原孝治氏の意向で、ドラッグストアやディスカントストアなどで見られる中央集権型から「個店主義と現場への権限委譲」が徹底されている所以です。また、大原氏は「他店で特売があれば、こちらも赤字覚悟で値下げをする。お客様に満足していただくのが最優先」とも言っています。地元民にとっては大歓迎ですが、他業者にとっては黒船襲来と言ったところでしょうか。今後の事業展開にますます注目が集まります。
